石破首相は現在、APEC首脳会議出席のためペルーを訪問中で、バイデン米大統領や中国の習近平国家主席との初会談に臨む予定だ。その後、ブラジルでのG20首脳会議に出席し、21日に帰国する。
先日行われたトランプ氏との電話会談は、わずか5分で終了した。自民党の小野寺政調会長は「首相が配慮し、早めに戻ってもらった」と説明したが、週刊新潮は「トランプは"忙しいので"と言って一方的に電話を切ってしまった」と報じている。
今後の日米関係には、基地問題、東アジア防衛問題、防衛費増額問題、自動車関税問題など、難題が山積している。特に通商政策では、トランプ氏が掲げる輸入品への10〜20%の関税方針が日本経済に与える影響が懸念される。
石破首相の政権基盤は脆弱であり、トランプ氏との良好な関係構築が今後の政権運営の鍵を握る。過去には中曽根康弘元首相がレーガン大統領と「ロン・ヤス」関係を築き、安倍晋三元首相もトランプ氏とゴルフを通じて親交を深めた。石破首相がどのように関係構築を図るのか、その手腕が問われている。
早ければ来年3月の予算成立まで、遅くとも夏の参院選までとされる石破政権の先行きは、トランプ氏との関係強化にかかっているといっても過言ではない。
参考サイト:
https://www.sankei.com/article/20241117-TQCK3WWPSFLRHD3ZLZXRBYWRBE/
https://news.yahoo.co.jp/articles/08c0cc69bf7463389fdb35d34267c57a2e149610
https://news.yahoo.co.jp/articles/0dbda17985edfb705faef9853c7be3962fb253c3?page=1