ある日、女性にこんなショートメールが投稿されたら怖いだろう。
「さっき11時ごろ荷物渡しに行ったヤマトの人です!良かったらLINEしませんか?」
まぁ、どうどうと「ヤマトのの人です!」と脳天気に無分を明かしているので、これあまだましだったといえるかもしれない。
これはクロネコヤマトの配達員が、自分が荷物を配達した相手の女性にショートメールを送ったのだ。
既に愛知県警がこの配達員を特定し、厳重注意を行っている。
この女性は敢えてLINEで、どこで自分の電話番号を知ったのかと問いかけたところ、その配達員は伝票から入手したことをケロリと答えている。罪の意識がないことが怖い。
そこで、女性が、個人情報を私的に利用したのかと問うたところ、「そーなるね すいません」と顔文字を入れて軽く答えている。やはり罪の意識は無い。
そして私が怖いなぁ、と思ったのは、この女性が配達員から荷物を受け取るときに、直接次のように言われたことだ。
「いつもはこの時間帯はいないのに今日はいるんだね」
女性はその配達員のことを覚えてはいなかったが、相手にはマークされていたと言うことだ。
まぁ、それが目の覚めるようなイケメンなら女性も覚えていたのだろうが。
いずれにせよ、女性からしてみれば、見ず知らずの男に、生活パターンをチェックされていたわけで、ぞっとするだろう。
4月14日にヤマト運輸側説明したところでは、この配達員は下請け業者の配達員とのことだが、業者名は明らかにしていない。
ほとんどの配達員は日々まじめに仕事をしているのだが、この手の者が1人でも出てくると、どの配達員にも個人情報や生活パターンをチェックされているようで疑心暗鬼になる。
特に若い一人暮らしの女性には怖いだろう。
【参考】
『クロネコヤマトの委託配送員が伝票の個人情報盗み見て女性に連絡 愛知県警が元ドライバーを厳重注意』