ロシア最前線に北朝鮮新兵を派遣、国連安保理が緊急会合へ

ロシアによるウクライナ侵攻の最前線に、北朝鮮軍の派遣が本格化している。ウクライナ当局は27日、民間車両を使って北朝鮮軍が激戦地クルスクへ輸送されている状況を確認したと発表した。米ウォール・ストリート・ジャーナルによると、派遣された兵士の多くは10〜20代の新兵であり、栄養失調による小柄な体格が特徴とされる。

韓国とウクライナ当局は、北朝鮮が派遣した部隊を約1万2000人と推定しており、そのうち約3000人が先発隊としてすでにロシアに到着している。これに対してウクライナ軍は、北朝鮮兵との戦闘に備え「武器を捨てろ」「手を上げろ」などの朝鮮語表現集を部隊に配布した。

この事態を受け、国連安全保障理事会は30日に緊急会合を開催することを決定した。21日の会合ではロシアが派兵を否定したものの、日本や米国などが重ねて会合を要請した。一方、現在の戦況ではロシアが優勢を保っており、クルスク方面で250人以上のウクライナ軍を撃退したと発表している。

参考サイト：
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3a3e6c648fd68555f3f3d94a5004ddd4daead5d
https://www.sankei.com/article/20241028-PNHG64YUEVKUZFDKKGGH2TRGYA/
https://www.tokyo-np.co.jp/article/363112