疲れに負けないために、栄養ドリンクを飲んで気合いを入れるサラリーマンは多いと思うが、覚醒剤を打って仕事にい臨んでいた男がいた。
しかも、その仕事が、人命を預かる観光バスの運転手だったから恐ろしい。
4月24日、大阪府警泉佐野署は、千葉県いすみ氏のバス会社「三和交通」の観光バス運転手藤間弘記容疑者(40)を、覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕した。
逮捕のきっかけは、観光ツアー中のバスの運転手が、出発時刻になっても宿泊先のホテルから出てこないのでホテル従業員が呼びに行くと、ラリった状態で出てきたらしい。
そこで運転は危ないと判断した従業員が運転を止めさせようとしたところ、藤間弘記容疑者が腕を振り回して暴れ出したため、こりゃおかしいと警察に通報した。
ツアーは9日に24人の外国人観光客を成田空港から乗せて、京都などを巡ったものだった。
そして大阪府の泉佐野市のホテルで宿泊した翌朝に上記の事件が起きた。
どうやら滞在中のホテルで仕事前に覚醒剤を打っていたようでラリっていたのだが、本人は警察に対し容疑を認めており、しかも「覚醒剤の効き目で運転に集中でき、逆に安全運転できた自信がある」などと言っているという。
調べてみると、9日からのツアーで、10日と11日、毎晩2回ずつ覚醒剤を打ち、12日も2回打ったという。
覚醒剤と注射器は都内で購入したという。2月以降だけでも10回以上使用しており、本人は「これまでに50回以上打った」と語っているようだ。
乗客も、運転手が覚醒剤を打って運転していると知って、ぞっとしていることだろう。
多くの人を巻き込むような大事故になる前に逮捕されて良かった。
【参考】
バスツアー中に覚醒剤「集中できて逆に安全」 使用容疑で運転手逮捕 大阪府警