兵庫県尼崎市立中学校の男性校長(60歳)が、コピペをしていたことが発覚した。
しかもちょっと引用したというレベルではなく丸写しだったという。
コピペが使われたのは、学校が毎月発行しているいわゆる学校便りで、校長の挨拶や学校行事などについて書かれたものだ。
毎月約1200枚発行されている。
コピペ、つまり盗用が発覚したのは平成28年3月と平成29年2月、そして3月に発行した学校便り。
特に2月に発行された卒業生に贈る言葉では、平成22年に神戸私立中学校の校長が書いた文章を丸写しにしていたという大胆さだ。
それに「入学説明会」で紹介した「体験談」では、埼玉県の公立中学校の校長の文章を盗用していたという。
これほど簡単にコピペできると言うことは、いかに学校が画一化されていて、どこも同じ実情であると言うことでもあるだろう。
今回のコピペは外部からの情報提供で調査されたという。
まぁ、結果は口頭注意といった軽いもので、この校長は今日(3月31日)に定年退職する。あとはなのごとも無かったかのように平穏な老後生活に入るのだろうか。
市教委によれば、校長がコピペした理由は「年度末で忙しく、学校の実情に合うものを使ってしまった」とのことだが、日本中の校長が同じように忙しいはずだ。
忙しいならライターに取材させて代筆してもらうという手もあったはず。
まんまのコピペはさすがにまずいだろう。自校や自分の主張に合わせてアレンジするくらいの能が欲しかったが、それすら無い人物でも校長ってつとまるのだなぁ。
【参考】卒業生に贈る言葉は「コピペ」で…中学校長「忙しかった」盗用認める